【アプリ担当必見!Googleの横暴】アカウント停止を防ぐ8つの方法
- 2012年05月28日
- Posted by alpca at 08:00
- Androidアプリ, Google, Google Play, 業界の裏話
- Android market, Google play, アカウント, アプリ, エロ, 停止
突然ですがGoogleは神様です。
まずはこちらの記事から。
先週のはてブを見る限りかなりの人が興味を持っているようです。
【Googleチームからアカウントの停止がきました。】
https://groups.google.com/forum/?fromgroups#!topic/android-group-japan/iHqeu66Lqzk
私自身これまでGoogleサービスを使った運用を複数経験してきました。
adwords出稿,adsense掲載,有料Androidアプリの販売,無料Androidアプリの作成,Google Play Storeアカウント作成
などなど。
これまでの経験上『Google先生には逆らうな』という基本的な考えがあります。
前出の【Googleチームからアカウントの停止がきました。】を見ていただくと
分かるのですがどんな状況に陥ったとしても基本的にGoogleは返信をくれません。
問い合わせフォームはあるのですが自動返信メールの後、なしのつぶてです。
日本法人に電話をしても問い合わせの受理番号を伝えると調べてはくれるのですが
「すべての回答は米国本社にて行います。」と言う回答しか得る事が出来ません。
それはGoogle Play Storeも同じでアカウントの停止などは過去居た会社や取引先でもよく言われていた事です。
アカウントの停止をさせないためには
アカウントを停止させない8つの方法です。
1Googleは神と心得る
ほめている訳ではありません。
ですがGoogleのプラットフォームで仕事をする以上、御釈迦様の手のひらです。
神様にとって不都合な事は時空をゆがめてでもなかった事にされます。
2:エロ、ダメ絶対!
Android Market(現Google Play Store)が出来た頃は
Google = エロOK!
と言う認識でした。
携帯業界の人たちは多いに期待しました。
ガラケー公式サイトでは出来ないビジネスをできる!ヒャッハー!!と。
(私の身の回りだけかもしれませんがw)
そんな夢は一瞬で打ち砕かれました。
アカウント凍結!!入金無し!!新規アカウント作成不可!!!!!
検索の時は人前では見れないような、あんな写真やムフフな動画をほいほい持ってきてくれる様なエロ神様だったのに。。。
結局のところ検索そのものはあくまで情報を取得してきて、
最適化して並べているにすぎないというのが神様の考えで、
自前のサイト/プラットフォームではそんなもの許す訳無いじゃん!
という感じなんだと思います。
まぁ全世界的に通用するプラットフォームを運用する上で
エロとかで下手なリスクを負う必要も無いですしね。
3:神様は見ていないようで結構見ている
2にも通じるのですがお手伝いで作ったアプリでこんな事例がありました。
- 作成アプリ:AV女優のプロフィールアプリ
- エロは無しで写真も着衣の物のみ掲載していた。
- 紹介文などは「AV女優」など入っていたので
- Google Play Storeのレーティングを「全対象」でリリースするも
- 半日後にレーティングを「高」に強制的に変更された。
- 以降このアプリに関してはレーティング「高」以外が選べなくなった。
レーティングはアプリの対象年齢をアプリの発行者が選べるようになっています。
Appleだと事前にレーティングを設定し、アプリを審査に上げるので
そのアプリとレーティングが合致しているかを確認されています。
Googleは自己申請のままでアプリがストアに並びますが、
後でレーティング確認をしています。
しかもこれまでの経験上だと人が目視で確認しているように感じています。
当然レーティングの確認のみではなく、きっとコンテンツがエロではないか、
スパイウェアなどは仕込まれていないかを見ている事でしょう。
4:スパム行為は厳禁
神様はスパム行為が大嫌い。
検索エンジンはスパム行為との戦いです。
神様はより質の高い検索結果を返す為に日夜人力を割いてスパムを見破る努力をしてきました。
そんな神様はGoogle Play Storeでもスパム行為は大嫌いだし
これまでの検索エンジンのノウハウがある以上、見破るのはお手の物。
アプリの説明文にキーワードごっそり入れてませんか??
5:お布施をよこさないアプリは好きじゃない
ストアを見ているとECサイトにリンクするだけのアプリとかがあります。
以前同じ様なアプリ(ECではないですが)で警告が来たことがあります。
「Google Walletをつかった決済を入れなさい」と。
要はお布施を納める仕組みを作りなさいよってな感じですね。
無料アプリはその限りではないですがストアをアクセス源に
自分の商店の売上げにつなげようとするアプリはダメってこと。
神様も広告と見分けがつきにくいようで指摘を受ける事も少ないようです。
6:反社会的なアプリはダメ
これは誰もが納得だと思うのですがこんな物が該当すると思います。
- ウィルスの入ったアプリ
- 無用に個人情報を取得するアプリ
- 出会い系アプリ(一部大手のものは大丈夫?)
- 悪徳メール占いアプリ(見極めは難しい?)
これらは判断がなかなか付きにくいところがあるため
ユーザーからの通報などで後追いでアカウント削除している事が多そうです。
7:一発退場はよほどの事と心得る。
一発退場になる条件としてエロが大きいように思います。
その他の軽微な規約違反は基本的に事前警告が来ます。
まぁスパム行為が度を超えて、アプリ説明文にごっそりと
キーワードを詰め込んでいる業者さんがいますが気をつけた方がいいと思います。
度を超すと一発退場になります。
8:まとめ
Google Play Storeで配布されているアプリにスパイウェアがまぎれているというのは最近よく聞かれます。
神様もそんな輩は排除したいと思っています。
でもAppleとは異なって、アプリの事前審査はしないのでは?と思っています。
「すべての情報を集め整理する」事を目標にしている神様は一度悪として認識した人を許さないでしょう。
「神様のいやがる事をしない」を前提にGoogleとつきあっていくのがベターだと思います。
それでも神様がいやがる事をしたい人はGoogleの手の届かないプラットフォームで商売するのがいいでしょう。
エロなんてWebでも販売出来ますし。
そして神様は自分の判断に絶対の自信を持っています。
逆らう者は誰であろうと怒りの鉄槌を喰らわせます。
ウソです。沈黙を守ります。
自信があるからこそ無視を決め込みますし、そこに人力を割くくらいであれば
判断基準となるロジックを構築する事に労力を割き、
法的に不利であっても最終的に争ってくるのはそれこそ100人(社?)に1社だから無視を決め込んだ方が効率的という判断をしているのではないかと思います。
アカウントの再作成
アカウントの再開は厳しい!であれば新規で作り直すしかないと思います。
停止されてしまったアカウントと同じクレジットカード、同じ法人名、同じ場所で作成、同じPCで作成しようとした場合作れない事があるようです。
そうですよね。
スパムを繰り返す業者やスパイウェアをばらまいた人をまた来させたくないでしょうから。
対策としては
別のクレジットカードを使ってアカウントをつくる、
法人名義の場合は社長の個人名義で作り直す、
が対策となるでしょうか。
今のところは前出の1〜7に気を配れば一発退場は無いと思います。
2度目が無いように気を配るしか対策は無いのが現状です。
未入金への対応
【AdSenseアカウントが理由もなく無効になった場合、Googleを訴えれば受け取っていないお金は取り戻せる】
http://gigazine.net/news/20090313_sued_google_and_won/
古い記事ですが徹底的に争う姿勢を持たない限り返金は難しそうです。。。
Web業界で稼ぐ時にプラットフォームに依存した商売は大なり小なりプラットフォームの言い分に左右され振り回されます。
例を挙げればきりがないと思います。
AppleがiPhoneアプリでエロやジョークアプリをNGにしたのも突然です。
今回の記事もその一つに当たると思います。
ただでさえ左右されやすい立場ですので、無用なリスクは負わないに超した事が無いと思っています。
アプリで生計を立てている方、アプリ開発を生業にされている企業の方の少しでも参考になればうれしいです。